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【感想・レビュー】Windows PCでスマホゲームを遊べる「Google Play Games (ベータ)」 動作が軽快!Windowsバックアップエラーはなんとかしてほしい

【感想・レビュー】Windows PCでスマホゲームを遊べる「Google Play Games (ベータ)」 動作が軽快!ゲームパッドにも対応して欲しかった

 

2023年4月19日より、Windows PCでスマホゲームがプレイできる『Google Play Games (ベータ)』が配信開始。PCスペックの最小要件ギリギリである私のノートPCでも動くか試してみたので、感想を書いていこうと思います。

 

▼公式サイト

play.google.com

japan.googleblog.com

 

 

要求PCスペックと私のノートPC

PCの最小仕様要件

  • OS: Windows 10(v2004)
  • ストレージ: 10 GB の空き容量があるソリッド ステート ドライブ(SSD)
  • グラフィックス: IntelⓇ UHD グラフィックス 630 GPU または同等品
  • プロセッサ: 4 コア(物理コア)の CPU(一部のゲームには Intel CPU が必要です)
  • メモリ: 8 GB の RAM
  • Windows の管理者アカウント
  • ハードウェア仮想化が有効になっていること

(引用:Google Play Games - Play Android games on PC

推奨仕様要件

  • OS: Windows 10(v2004)
  • ストレージ: 10 GB の空き容量があるソリッド ステート ドライブ(SSD)
  • グラフィックス: ゲーミング クラスの GPU(Nvidia GeForce MX450 など)
  • プロセッサ: 8 コア(物理コア)の CPU(一部のゲームには Intel CPU が必要です)
  • メモリ: 8 GB の RAM
  • Windows の管理者アカウント
  • ハードウェア仮想化の有効化

(引用:PC 版 Google Play Games(ベータ)の利用条件を確認する - Google Play ヘルプ

↑下線部分が最小要件と異なる箇所です。

 

以下のヘルプページには推奨GPUなども載っています。参考までに。

support.google.com

 

私のノートPCのスペック

  • モデル:MB-B504H(マウスコンピュータ)
  • OS: Windows 11 Home(22H2)※Windows 10 Homeからアップグレード
  • ストレージ: 500GB SSD(空き容量 約330GB)
  • グラフィックス: IntelⓇ UHD グラフィックス 620(内蔵GPU)
  • プロセッサ: Intel(R) Core(TM) i7-8550U CPU @ 1.80GHz   1.99 GHz(4コア、8スレッド)
  • メモリ: 16GB RAM
  • Windows の管理者アカウント
  • ハードウェア仮想化: 有効

 

グラフィクス性能が最小要件より1つ前のものです。ちゃんと動くか少し不安ですが、それ以外は問題なさそう。

 

実際に使ってみた感想

ざっくりとした印象

最小要件ギリギリのPCでも、思っていたよりちゃんと動きました。ただ、最高画質でサクサクヌルヌルなプレイまでは厳しかったです。。各ゲーム内の設定で画質や動作設定を低めに調整すれば、あまりカクカクせず普通に遊べるようになるものが多い……という印象。それでも普通にプレイできるだけで嬉しい!

 

自分のPCで適切に動くゲームか事前に分かるのが親切

ゲームによっては「この PC では適切に動作しない可能性があります」と警告メッセージが表示されます。あまりPCに負荷をかけ過ぎたくないので、事前にシステム側で判定してもらえるのはありがたいですね。

 

「この PC では適切に動作しない可能性があります」警告メッセージの表示場所【Google Play Games】

「この PC では適切に動作しない可能性があります」警告メッセージは、アプリ詳細ページのインストールボタンの上に表示される

 

遊べるゲームの一覧画面には、「この PC で適切に動作するゲームのみ表示する」というオプション項目も用意されているので、自分のPCで動作が厳しそうなタイトルは除外してリストアップできるのが便利でした。

 

「この PC で適切に動作するゲームのみ表示する」設定の場所【Google Play Games】

「この PC で適切に動作するゲームのみ表示する」設定は、左サイドメニューの[すべてのゲーム]画面のこの場所にある

 

動作が軽快!

また、Google Play Gamesのランチャー画面の動作はスムーズで全く問題なし。以前、使ったことのあるAndroidエミュレータソフト『BlueStacks』よりも、ランチャー画面やインストールしたゲームアプリ自体の動作が全体的に軽快でした。この辺はさすが公式のソフトですね。

 

各タイトルがPC操作に最適化されている

タッチパネルがメインのスマホゲームですが、Google Play Gamesに対応しているタイトルはPCのキーボード&マウス操作に最適化されています。ただし、まだβ版なせいか最適化が不完全なタイトルも一部あります。

遅延に関してですが、私のPCスペックがギリギリなこともあり、他に同時起動しているソフトがあると若干遅延やカクつきを感じました。……が、それほど酷くはなく、アクションゲームも割りと普通にプレイできます。推奨要件以上のPCをお使いの方は、遅延は特に問題ないでしょう。

 

そのゲームがPC操作に最適化されているか記載されている場所【Google Play Games】

最適化されているかは、アプリ詳細ページを下に少しスクロールすると記載されている

 

ゲームパッド(コントローラ)に一部対応<追記:2023/10/24>

アップデートにより、”一部のゲーム”でコンソールコントローラーが使えるようになったようです。

 

gigazine.net

 

不満なところ

いくつか不満なところもありました。

遊べるタイトルがまだ少ない

β版だし、始まったばかりなのでしかたありませんが、PCでやりたいタイトルが対応していないのが残念です。対応タイトルの拡充は今後に期待。

 

入力切替が少し面倒

ゲームウィンドウにフォーカスが合っている状態だと、半角/全角キーによる入力切替ができません。切り替えたいときは、タスクバーやデスクトップ、他のウィンドウなどを一度クリックしたあと(ゲームウィンドウ以外にフォーカスを移したあと)に半角/全角キーで入力切替をします。切り替え後、ゲームウィンドウの入力欄に戻ると日本語入力できるようになります。

これは例えば、ユーザー名を入力したいとき、自己紹介文などを変更したいとき、テキストチャットを打ちたいとき、などに不便です。この件はフィードバックでも送りましたので、今後修正されるかもしれません。それまでは、このようにフォーカス切り替えで対応するしかなさそうです。

 

Windowsバックアップに失敗する<追記:2023/05/03>

※追記:2023/05/03

以下の記事にもあるとおり、

officeforest.org

私のPCでもWindowsバックアップを実行したところ、失敗しました。上記のブログ様に記載されているとおり、ファイルサイズがおかしくなっていることが原因のようです。バックアップができないのは困るので、一度アンインストールしてバックアップを完了させました。

一応、アンインストールする前にフィードバック送信機能から報告しておきましたが……ちょっとこれは困りますね。。

まだ対応しているタイトルも少ないし、この不具合が直るまでしばらく再インストールは見送りたいと思います。

 

最後に

他社のAndroidエミュレータソフトより全体的に動作が軽いのが気に入りました。windowsバックアップでエラーが発生する不具合は、早めに修正してほしいところですね。

 

遊べるプラットフォームの選択肢が増えるのは、ユーザー側にメリットしかなく純粋に嬉しい。私も含め、「あのスマホゲーム気になってたんだけど、手持ちのスマホだとプレイしにくいなぁ」というユーザーにとって、『Google Play Games』はかなりありがたいサービスですね。

最小要件ギリギリの微妙な性能である私のノートPCでも、設定次第ではある程度普通に遊べますので、気になっている方は一度お試しあれ。

 

別にGoogle Play Gamesのためではないけど、次のPC買い替えはゲーミングPCにしようかなという気持ちが強くなりました。

ひっそりとサービス終了させることもあるGoogle。『Google Play Games』はぜひ正式版も出して、長く継続してほしいです!

 

support.google.com

 

 

それでは、今回はこのへんで。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!